保育教材を買うことを悪い、恥ずかしいと思ってしまう心理
保育教材って一から手作りしないといけないの?手抜きだと思われてしまうの??
断言させてください。そんなことありません!!
昨今、保育士さん・幼稚園や小学校の先生の勤務時間や仕事量については
さまざまなメディアにも取り上げられ、問題視されている部分も多くありますよね。
保育科のある短大を卒業して二十歳で就職。重労働も寝不足の日々も、若さと真面目さと根性で、乗り越えてきたんだー!
と、どの世代の先生も新任の頃を思い出すことでしょう。
昔も今も保育や教育の現場の働き方があまり改善されてないという見方なのでしょうか。
いえ、さまざまな声が上がりはじめて、
「ゆっくりゆっくりと改善に向かっている途中なのだろうな…」
と希望を持ちながら働きたいですよね。
そんな中で、自分の日々の仕事を振り返って、
昔の先生たちは出来ていたんだから!これくらいの仕事量こなせなきゃ!
と考えてたり他人に押し付けてしまうのは間違いだと思いませんか?
効率化されて減った仕事もあれば、時代が移り変わったことで新たに増えた仕事もあるのです。
改めて先生の仕事って何がある?毎日の仕事内容を全部書き出してみたら、自分を褒めたくなった!!!
朝の掃除
主活動の準備
- 今月のうたのピアノの練習
- 紙芝居や絵本の下読み
- 子どもたちの作品の名前書き
- お便りづくり
- 連絡帳の記入
- 行事の打ち合わせ
- 来月の月案
- おもちゃの消毒に修繕
- 席替えの準備
- ひたすら名前書き
- 季節の壁面制作
- 給食の指導
- 午睡チェック
- おやつの準備
- 散歩
- 外遊びの見守り
- 教材研究
- 職員会議
- 研修
あれ?先生。今日休憩入りましたか?
職場では先生、家に帰ったら妻・ママとして生きている自分の「仕事」を書き出してみたことはありますか?
可視化することによって、
私、こんなに頑張ってる
自信になりませんか?
書類作成、行事の準備、
次は、「仕事」だと思って書き出したことの中から、
自分が大切にしていることや、精一杯やりたいこと、少し手抜きをしてもいいかなと思えること、などと
バランスを考えていきましょう。
保育教材って、全部手づくりじゃないといけないの?
手作りの教材には確かに魅力を感じます
保育所勤務時代は、月に一個は手作り教材を子どもたちに披露したいよね
と言っていました
通常に乗務をこなしながらのそれはとてつもなく大変でした
フェルトを使ったおままごと
すぐに毛羽たって 洗うこともできず
消耗品の扱い
ペットボトルで作ったコロコロコースター
ボーリングも一年間使い続けると言うのは難しい
結局、木やプラスチックでできたおままごとやカプラやジェンガ
心も余裕のある範囲で手作りできるものは挑戦し
買い揃えるものは割り切ってお金
自分でやると5時間かかるペープサートを
1000円で買う
時給に換算して考える
こう言った考え方が嫌いだと言う人もいるでしょう。
私がまさにそれでした
自己犠牲
体が追いつかなくなってから気がつくのです。どうして頼らなかったんだろうと・・・
その塩梅で
もう一年、2年先生を続けられるかもしれないのに
結婚してからでも出産してからでも
頼りながら働く当たり前ができていれば
環境ができていればいいのに
自分にとって大切なことってなんだろう。仕事なのか、やりがいなのか
もしその中で、保育教材を一から手作りすることが、
自分の楽しみであり、やりがいを感じることなのであれば、
是非とも作る時間が取れるようにバランスを考えてみてください。
保育教材を作るというのは、アイデアを出して、買い出しをして、
試作品を作り完成させるなどと時間を要するものでもあります。
それも踏まえて、
「年間行事のうちのいくつかは購入した保育教材をアレンジして使う」
これは決してダメな考え方ではないと私は思います。
何が一番大事なお仕事ですか?
私は間違いなく、子どもたちと目を合わせて心を通わせて過ごす時間だと思います。
子どもたちへの愛情が足りない、買うことが恥ずかしい、などと思わないで欲しいです。
子どもたちが安全で安心な生活を送るために、
先生であるあなたが心も体も健康であることが何より大切だということを忘れないでください。
保育の中で一番大事な仕事は何?
ここに挙げられた仕事内容のうち、大切なことはたったの一つだと思うのです。
子どもの心と体の健康を守って一緒に過ごす時間
ここまで考えて、あなたは保育教材を買いたいと思いますか?
保育教材を買うことを否定的に考えてしまうと
回り回って自分の首を絞めることになるのではないか
本当に必要なものを吟味して買うべきである
買ったものをそのまま使うのではなく
目の前の子供たちのために最良に形にして使うことを考えては
それは立派な愛情 責任感
保育しやすい環境
頼れる環境 それが人であり サービスであり
頼ることは恥ずかしくない
休むことは権利
無理をしない、させない
それがあなたや園の、そして何より子どもたちのためになるのです。
まとめ
いろいろな考え方があっていいと思います。
買いたいと思う人 手作りしたいと思う人
互いを否定しあってはいけないですよね
心の余裕 作ることが息抜きになる人 苦痛に感じてしまう人
サービスにお金を払う 考え方
自分で髪を切るのか 自分で着物を着付けるのか
本当に大切なのは 子どもたちの目の前にいるあなた自身が
健康であること それに尽きると思います
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